【プロが解説】営業代行会社の選び方5つのポイント|主要5社比較&ミスマッチを防ぐ商談のコツ

「営業代行を検討しているが、会社が多すぎてどこを選べばいいかわからない」
「費用対効果が合うか不安。外注選びで失敗したくない」
このようなお悩みはありませんか?
労働人口の減少や営業組織の内製化の難しさから、営業代行を利用する企業は年々増加しています。
しかし、ノウハウやサポート体制は会社によって千差万別です。自社に合わない営業代行会社を選んでしまうと、「数十万円の費用を払ったのに、質の低いアポが数件しか取れなかった」「自社のブランドイメージを傷つけられた」といった最悪の結果にもなりかねません。
本記事では、日々さまざまな企業の営業現場で支援を行っている営業代行のプロとしてのリアルな視点から、営業代行会社を選ぶ際の「5つのチェックポイント」と「正しい選定手順」を分かりやすく解説します。
また記事の後半では、商談時に「悪質な業者を見抜くための3つの質問」も紹介しています。この記事を読めば、自社の予算や商材に最適なパートナーを迷わず選べるようになりますので、自社の営業課題をクリアし、売上を最大化させるための第一歩として、ぜひ最後までお読みください。
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目次[非表示]
- 1.営業代行とは?委託できる業務範囲と3つのタイプ
- 2.営業代行の料金体系と費用相場
- 2.1.固定報酬型(相場:月額30万〜60万円/スタッフ1人あたり)
- 2.2.成果報酬型(相場:アポ1件1.5万〜5万円、成約時の数%など)
- 2.3.複合型(固定報酬 + 成果報酬)
- 2.4.時間稼働型(相場:時給4,000円〜6,000円/1人あたり)
- 3.【失敗を防ぐ】営業代行会社の選び方 5つのポイント
- 3.1.自社と同業種・類似商材での実績が十分か
- 3.2.ターゲットに最適化した営業スタッフがいるか
- 3.3.営業活動がブラックボックス化しない管理体制か
- 3.4.組織としてのノウハウが構築・蓄積されているか
- 3.5.セキュリティ体制やコンプライアンスが万全か
- 4.商談で見抜く!悪質な業者を避けるための3つのキラークエスチョン
- 4.1.質問①:「過去に弊社と似た商材で『失敗した事例』と、その原因は何ですか?」
- 4.2.質問②:「私たちの案件には、どのような経験を持つスタッフが何名体制で入りますか?」
- 4.3.質問③:「もし想定していた成果が出なかった場合、どのような改善プロセスを回しますか?」
- 5.実績豊富な主要営業代行会社5選
- 5.1.株式会社ネオキャリア
- 5.2.株式会社セレブリックス
- 5.3.株式会社ウィルオブ・ワーク
- 5.4.株式会社グローバルステージ
- 5.5.株式会社アイランド・ブレイン
- 6.契約まで迷わない!営業代行会社の選定5ステップ
- 6.1.ステップ1:社内の課題整理
- 6.2.ステップ2:各社の情報収集
- 6.3.ステップ3:問合せ・見積り依頼
- 6.4.ステップ4:営業代行会社の絞り込み(商談・提案内容の比較)
- 6.5.ステップ5:社内で最終検討して契約
- 7.まとめ|最適な営業代行会社を見極め、営業課題を解決しよう
営業代行とは?委託できる業務範囲と3つのタイプ
営業代行会社を選ぶ前に、まず理解しておくべきなのが「そもそも自社の営業プロセスのどこを、どの範囲まで任せられるのか」という点です。
営業代行と一言で言っても、アポ取りだけを大量に行う会社から、戦略立案やクロージングまで一気通貫で請け負う会社まで、その実態は様々です。まずは委託できる具体的な業務範囲と、営業代行会社の3つのタイプを押さえましょう。
営業代行に依頼できる5つのフェーズ
一般的なBtoB営業のプロセスにおいて、営業代行会社には以下の5つのフェーズを依頼することができます。
①営業戦略・ターゲットリスト作成
「どの業界の」「どの役職に対して」「どういったアプローチ(訴求)をするべきか」という戦略を立て、アタックするための企業リストを抽出・作成します。
②テレアポ(新規アプローチ)
リストに対して電話をかけ、自社製品やサービスに興味を持ってもらい、商談(アポ)を獲得するフェーズです。
③インサイドセールス(見込み顧客の育成)
「今すぐ購入するわけではないが、将来的にニーズが発生しそうな顧客」に対して、定期的な情報提供やメルマガ、架電を行い、検討確度が高まったタイミングで商談化させます。
④商談・クロージング(契約締結)
獲得したアポに対して、実際に商談(オンライン・対面)を行い、提案書の提出からヒアリング、最終的な契約締結(クロージング)までを代行します。
⑤営業マネジメント・仕組み化
営業活動のデータ(架電効率や成約率など)を分析し、トークスクリプトの改善や、将来的に自社で営業を内製化するためのマニュアル構築を行います。
営業代行会社の「3つのタイプ」と自社の選び方
業務範囲を理解したら、次は自社がどのタイプの営業代行会社に依頼すべきかを明確にします。大きく分けて以下の3タイプが存在します。
タイプ | 得意な業務範囲 | 向いている企業・商材 |
|---|---|---|
アポ獲得特化型 | リスト作成、テレアポ |
|
総合営業サポ―ト型 | テレアポからクロージングまで |
|
戦略・コンサルティング型 | 営業戦略、マネジメント、内製化支援 |
|
💡 営業代行のプロが教えるワンポイントアドバイス
なぜ「範囲」と「タイプ」を明確にする必要があるのか?
「売上を上げたいから」という曖昧な理由で総合型の会社に丸投げすると、費用が高額になる割に自社にノウハウが残らないリスクがあります。逆に、複雑なITツールを売りたいのに安価な「アポ獲得特化型」に頼むと、質の低いアポばかりが量産され、自社の営業マンが商談で疲弊することにもなりかねません。
まずは「自社の営業組織に今、本当に足りていないピースはどこか」を特定することが、選び方で失敗しないための大前提です。
営業代行の料金体系と費用相場
営業代行会社を選ぶうえで選定基準の核となるのが、料金体系です。営業代行の料金プランは、大きく分けて「固定報酬型」「成果報酬型」「複合型」「時間稼働型」の4つに分類されます。
「安そうだから」「リスクが低そうだから」というイメージだけで選ぶと、予算オーバーになったり、全く成果が出ずに予算を消化しただけで終わったりするリスクがあります。それぞれの費用相場と、メリット・デメリットを正しく理解しましょう。
固定報酬型(相場:月額30万〜60万円/スタッフ1人あたり)
固定報酬型とは、成果(アポ数や成約数)に関わらず、毎月一定の稼働費用(人件費やシステム利用料)を支払う仕組みです。
メリット
成果が出れば出るほど、アポ1件あたりの単価が安くなる(割安になる)点です。また、代行会社が目先の成果に固執しないため、ターゲット企業の丁寧なリサーチや中長期的な関係構築、さらには将来的に自社で営業を回せるようにするための内製化支援までじっくり対応してくれます。
デメリット
万が一、稼働した月に成果がゼロだった場合でも、契約通りの固定費用が発生する点です。
向いている企業・商材
- 新商品のテストマーケティングをしたい企業
- 商材単価が高く、成約までに丁寧なアプローチ(インサイドセールスなど)が必要な企業
- 営業のノウハウ自体を自社に蓄積したい企業
成果報酬型(相場:アポ1件1.5万〜5万円、成約時の数%など)
成果報酬型とは、「アポ1件獲得」「成約1件」ごとにあらかじめ設定した報酬を支払う仕組みです。
メリット
成果が発生しない限り費用が発生しないため、発注側にとって「初期リスクが極めて低い」という点です。
デメリット
アポ1件の単価が固定報酬に比べて高めに設定されることが多い点です。また、代行会社側は「数」を追う必要があるため、「とにかく話を聞いてくれるだけの中身のないアポ」や「自社のターゲットから外れた質の低いアポ」が量産されやすいという現場でのトラブルが多発する可能性があります。
向いている企業・商材
- 知名度が高く、誰が売ってもある程度売れる(説明が容易な)商材
- ターゲット層が広く、とにかく商談の数を担保したい企業
- 自社の営業マンの提案力(クロージング力)が非常に高く、アポさえあれば売れる状態
複合型(固定報酬 + 成果報酬)
固定報酬と成果報酬を組み合わせたプランで、例えば「基本料金として月額20万円+アポ1件につき1万円」といった形で設計されます。
代行会社側も最低限の稼働費が担保されるため、質の低いアポを乱発するリスクが減り、発注側にとっても完全固定報酬より初期リスクを抑えられるため、近年導入する企業が増えています。
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時間稼働型(相場:時給4,000円〜6,000円/1人あたり)
時間稼働型とは、成果や月額固定ではなく「スタッフが実際に稼働した時間(時間×時給)」に対して費用を支払う仕組みです。(例:月40時間稼働×時給5,000円=月額20万円など)
メリット
月額固定報酬型よりも低予算・少時間(スモールスタート)で依頼できる点です。「週に2日だけテレアポをしてほしい」「1日3時間だけインサイドセールスをしてほしい」といった、柔軟なリソース調整が可能になります。
デメリット
固定報酬型と同様に、稼働時間内での成果(アポ数など)が保証されているわけではない点です。効率の悪い会社を選んでしまうと、時間だけが消費されて成果が出ないリスクがあります。
向いている企業・商材
- まずは低予算・短期間で営業代行を試してみたい企業
- ハウスリード(過去の失注リストなど)への定期的な追客を外注したい企業
- 毎月の架電ボリュームに波がある企業
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💡 営業代行のプロが教えるワンポイントアドバイス
なぜ「成果報酬型=リスクゼロ」は間違いなのか?
「成果報酬なら損をしない」と考えて発注される決裁者の方は非常に多いですが、実はここに落とし穴があります。
成果報酬型の会社は、成果(アポ)が出ないと判断すると、裏で自社案件への稼働(架電)をストップし、より簡単にアポが取れる他社案件へリソースを回してしまう傾向があります。「費用は発生しないが、数ヶ月間全く営業活動がされず、機会損失だけが膨らんだ」というのは営業現場でよくある失敗です。
単純な金額の比較だけでなく、「自社の商材特性なら、どちらの体系が代行会社のモチベーションを最大化できるか」という視点で選ぶようにしましょう。
【失敗を防ぐ】営業代行会社の選び方 5つのポイント
営業代行会社の種類や料金体系がイメージできたら、いよいよ具体的な選定に入ります。
数ある営業代行会社の中から、自社に最適なパートナーを見極めるために、実際の営業現場でチェックすべきポイントを5つに絞って解説します。
自社と同業種・類似商材での実績が十分か
「実績多数!」というキャッチコピーだけで代行会社を決めるのは危険です。見るべきなのは総実績数という表面的な数字ではなく、自社と類似した環境での成功実績(再現性)があるかどうかです。
ターゲット層の合致(BtoB・BtoC・事業規模)
ターゲットがBtoCかBtoBかによって、営業のアプローチ手法や時間帯、必要なトークスキルは大きく異なります。またBtoB営業一つとっても、中小企業の社長を狙うのか、大企業の役員や決裁権を持つ部長クラスを狙うのかで難易度は大きく変わります。
特に注意したいのが「大手企業の支援実績」を強くアピールしてくる会社です。大手企業はすでに圧倒的なブランド力や認知度があるため、そのブランド力から一定のアポが取りやすい傾向にあります。
しかし、知名度のないベンチャーや中小企業、新商材の営業ではその手法は全く通用しません。「自社と似た規模感の企業で、ゼロから新規開拓を成功させた実績があるか」を必ず確認しましょう。
委託したい業務内容・フェーズでの実績
過去の成功事例が、どのような営業プロセスで生まれたものなのかを深掘りしましょう。
例えば、代行会社の過去の実績が「安価な商材のテレアポによるアポ量産」だった場合、自社が「高単価なITツールをインサイドセールスで中長期的にナーチャリング(顧客育成)して受注に繋げたい」と考えて依頼しても、期待する成果は得られません。
「アポ獲得」が得意な会社なのか、「商談・クロージング」まで得意な会社なのか、自社が任せたい業務範囲での成功パターンを持っているかをチェックします。
ターゲットに最適化した営業スタッフがいるか
営業代行の成果を左右するのは、どれほど立派な会社のシステムや戦略ではなく、「実際に貴社の名前を名乗って現場で動くスタッフの質」です。商談を担当する役員やコンサルタントが優秀でも、現場のスタッフの質が低ければ成果は出ません。
営業スタッフの雇用形態
自社の案件にアサインされるスタッフが「正社員」なのか、それとも「派遣」や「未経験のアルバイト、在宅ワーカー」なのかは必ず確認すべきポイントです。
ターゲットが一般消費者(BtoC)のシンプルな商材であれば、マニュアルが徹底されたアルバイト主体の体制でも数をこなすことで成果が出るケースはあります。
しかし、複雑なBtoB商材や、競合が多い市場、決裁者への高度なヒアリングが求められる提案型営業の場合、ビジネススキルの低いアルバイト主体の体制では対応しきれません。
自社商材の難易度に対して、適切なスキルを持つスタッフが動いてくれる体制なのかを見極める必要があるでしょう。
業界知見の有無とキャッチアップ体制
自社の業界特有の専門用語、独自の商習慣、最新のビジネストレンドを、現場の営業スタッフが理解しているかどうかは、顧客との信頼関係構築に直結します。
全く業界知識のない営業スタッフが電話をかけると、顧客からのちょっとした質問や断り文句に対して臨機応変な切り返しができず、せっかくの機会を無駄にしてしまう可能性があります。
事前に「自社の業界での稼働経験があるスタッフがいるか」、もし未経験の場合でも「稼働前にどのように業界知識や商材知識をインプット・キャッチアップする研修体制があるか」を確認しておきましょう。
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営業活動がブラックボックス化しない管理体制か
成果が出ない最大の原因のひとつに、「代行会社が裏で何をしているか分からない」という状態(ブラックボックス化)があります。
プロセスの公開範囲と頻度
成果が出ない原因を分析するためには、営業の途中経過(プロセス)が可視化されている必要があります。
報告が「月末のレポート1本」だけなのか、それとも週次での進捗共有があるのか。あるいは、アポ獲得時のコール音声や架電結果のステータス(受付ブロック、担当者不在など)をリアルタイムで確認できるツール(Salesforce、スプレッドシートなど)を共有してもらえるのかを確認しましょう。
ただし、これらの共有体制や報告の頻度は契約する料金プランや稼働ボリュームによって変動するケースも多いです。「自社が想定している予算のプランでは、どこまでプロセスを開示してもらえるか」を、最初の情報収集や問い合わせの段階で事前に確認しておくと良いでしょう。
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組織としてのノウハウが構築・蓄積されているか
営業代行会社の中には、ひとりのトップ営業マンの個人的なスキルだけに頼っている会社も少なくありません。しかし、それでは担当者が変わった途端に成果が出なくなってしまいます。
見るべきなのは、個人に依存しない「誰がやっても一定以上の成果が出る、組織として売る仕組み」が確立されているかどうかです。
マニュアルとトークスクリプトの言語化・運用体制
優れた代行会社は、ターゲットの心理や課題に合わせたトークスクリプトを精緻に作り込みます。さらに重要なのが、顧客から「予算がない」「今は必要ない」と断られた際の対策である「反論処理(応酬話法・ハンドリングシート)」がどれだけ組織内で言語化されているかです。
また、それらのマニュアルが「作りっぱなし」になっていないかも確認しましょう。「ここがネックになりやすい」「このキーワードが響く」など、実際の架電や商談で得られた顧客の生の声を基に、スクリプトをブラッシュアップし、チーム全体にアップデートして共有する仕組みがある会社は、短期間で劇的に成果を伸ばすことができます。
ノウハウのインハウス化とデータ納品
営業代行を依頼する究極の目的は、単に目先のアポを取ることだけではなく、「将来的に自社で売るためのノウハウを蓄積すること」であるべきです。
そのため、契約が終了した後に、それまで構築した売れるスクリプトや、顧客のリアルな反応傾向データ、ターゲット企業の感触をまとめたリストなどを、すべて自社に納品・還元(インハウス化支援)してもらえるかどうかを確認しましょう。
「ノウハウは自社の資産なので開示できません」というスタンスの代行会社の場合、契約を解約した瞬間に営業活動が完全にストップし、自社には何も残らないという依存状態に陥ってしまいます。中長期的な自社の成長にコミットしてくれる会社を選びましょう。
セキュリティ体制やコンプライアンスが万全か
営業代行会社には、自社の重要顧客リストや個人情報を預けることになります。万が一、情報漏洩や強引な営業による炎上が発生した場合、責任を負うのは発注側である貴社です。
プライバシーマーク(Pマーク)の有無などのセキュリティ体制は必ず確認しましょう。
Pマーク・NDAの有無(情報の取り扱い体制)
まずは、会社としてPマークを取得しているなど、個人情報保護の客観的な基準を満たしているかを確認しましょう。
また、意外と見落としがちなのが「実務スタッフの雇用形態」です。営業代行会社の中には、実際の架電や商談を外部のフリーランスや在宅アルバイトに再委託しているケースも多く、その場合は代行会社とスタッフ間で秘密保持契約(NDA)が確実に締結されているかの確認が必須です。
一方で、実務を外部へ再委託せず「すべて自社の正社員(運用チーム)」で対応している代行会社(※弊社サービスなど)であれば、情報漏洩のリスクは極めて低く、より強固なセキュリティ体制が担保されています。
営業品質の担保とクレーム対策
代行会社のスタッフが「貴社の営業マン」として顧客にアプローチするため、強引な押し売りや失礼な対応があれば、自社のブランドイメージは一瞬で失墜します。
スタッフへの研修制度やコンプライアンス(特商法などの法令遵守)教育がどのように行われているかを確認しましょう。また、万が一顧客からクレームが発生した際、どのようなフローで迅速に報告・対応してくれるのか、その危機管理体制(トラブル対応マニュアルの有無など)も重要です。
💡 営業代行のプロが教えるワンポイントアドバイス
「担当営業マン」と「アサインされる営業スタッフ」は違う
商談に出てくる代行会社の営業担当は、営業トークが上手で信頼できそうに見えるものです。しかし、「その優秀な人が、実際に自社の電話をかけてくれるわけではない」という点に注意しましょう。
選定時には、「案件を実際に動かしてくれる現場のチーム体制(マネージャーや実稼働スタッフ)はどうなっていますか?」と一歩踏み込んで質問することが、ミスマッチを防ぐ最大のコツです。
商談で見抜く!悪質な業者を避けるための3つのキラークエスチョン
営業代行会社のホームページや提案書には、どこも魅力的な言葉が並んでいますが、いざ契約してみたら「対応が最悪だった」「全く成果が出なかった」という失敗も少なくありません。
ここでは、日々さまざまな営業現場を支援しているプロが、商談の場で聞いてみるべき「3つの質問」をお伝えします。相手の回答の仕方によって、その会社が本当に信頼できるパートナーか、口先だけの業者かを見抜けるかもしれません。
質問①:「過去に弊社と似た商材で『失敗した事例』と、その原因は何ですか?」
多くの会社は成功事例を多くアピールしますが、本当に価値があるのは「失敗から得たデータや改善策」です。
質問の意図
どんなに優秀な営業代行会社でも、100%すべての案件で大成功をおさめることは不可能です。あえて失敗談を振ることで、その会社の誠実さと「再現性のある改善力」があるかを確認します。
見極めポイント
【注意すべき回答】
「これまで失敗した案件は一切ありません」「すべて成功しています」と言い切る会社は、嘘をついているか、失敗を顧客のせい(商材が悪い等)にしている可能性が高いため、避けたほうが良いでしょう。
【信頼できる回答】
「以前、御社と類似したITツールの案件で、初期の1ヶ月目はターゲット選定を誤りアポ率が〇%まで落ち込みました。しかし、2ヶ月目に〇〇というアプローチに変えたことで、最終的にリカバリーしました」など、具体的な失敗原因とそれをどう乗り越えたかのプロセスを包み隠さず話してくれる会社は信頼できる会社と言えるでしょう。
質問②:「私たちの案件には、どのような経験を持つスタッフが何名体制で入りますか?」
前章でポイント解説した通り、商談を担当する営業マンがそのまま実際の業務に就くとは限りません。
質問の意図
自社の案件にどのようなスキルを持ったスタッフがアサインされ、どのような体制で動くのか(実務が未経験のアルバイト任せになっていないか)を具体的に把握するための質問です。
見極めポイント
【注意すべき回答】
「弊社の優秀なスタッフがチームで対応します」といった曖昧な回答や、ディレクター(責任者)1人に対して現場が全員未経験のアルバイト、という体制は要注意です。貴社商材や業界の特性を正しく理解できず、質の低いアポが量産されてしまうリスクがあります。
【信頼できる回答】
「BtoBの新規開拓経験が3年以上あるリーダー1名と、〇〇業界の架電経験を持つ弊社の正社員(運用チーム)2名の、計3名体制でコミットします」など、スタッフの属性(正社員か外部外注か)や役割、具体的な人数を明確に答えてくれる会社は信頼できます。
質問③:「もし想定していた成果が出なかった場合、どのような改善プロセスを回しますか?」
営業代行で最も怖いのは、成果が出ないまま時間と費用だけがダラダラと過ぎていくことです。「成果が出ない時の動き方」こそ、プロと素人の最大の差です。
質問の意図
ただ闇雲に電話をかけ続けるだけなのか、それともデータをもとに科学的なアプローチでPDCAを回せる体制があるのかを確認します。
見極めポイント
【注意すべき回答】
「とにかく架電数を増やして根性でカバーします」「時期が悪かったのかもしれません」といった、精神論や環境のせいにする回答は論外です。
【信頼できる回答】
「架電結果のデータを分析し、受付ブロックが多いならスクリプトの冒頭を修正します。担当者不在が多いなら架電する曜日や時間帯を変更します。これらを週次レポート(※プランによる)で共有し、2週間単位で次の打ち手をご提案します」など、数字に基づいた具体的な改善フローが仕組み化されている会社を選びましょう。
💡 営業代行のプロが教えるワンポイントアドバイス
質問時の「相手の表情や間」にも注目する
これらの質問(特に失敗事例について)を投げかけたとき、担当者の目が一瞬泳いだり、言葉に詰まったり、話をはぐらかそうとしたりする場合は、現場の実態を把握していないか、都合の悪い事実を隠そうとしている可能性があるでしょう。
逆に、自社の強みだけでなく弱みやリスクもハキハキと答えてくれる担当者は、契約後も対等なビジネスパートナーとして自社を強力にバックアップしてくれます。商談は、提案書を見たり説明を受けたりするだけでなく、こうした「対話の質」を見極める絶好のチャンスです。
実績豊富な主要営業代行会社5選
選び方のポイントや面談時の質問が理解できたら、具体的にどの会社に見積もりや相談を依頼するかを選定していきましょう。
ここでは、国内の営業代行市場において特に知名度・実績が高く、比較検討の土台となる主要な営業代行会社5社をご紹介します。各社で得意な領域や強みが異なるため、貴社の商材や目的に合致するか確認してみてください。
株式会社ネオキャリア

株式会社ネオキャリアは、人材業界で培った営業力をもとに営業に関する幅広い業務に対応しており、テレアポからクロージングまで営業代行を一括して依頼することもできます。ネオキャリアグループ全体での取引実績は、年間10,000社以上にのぼります。
特徴 |
|
|---|---|
代行業務内容 | テレアポ代行/インサイドセールス代行/商談代行など 課題に応じたオーダーメイド型営業代行サービス |
料金体系 | 固定報酬、成果報酬、従量課金、コール課金、時間従量課金など |
料金 | 月額30万円~ ※別途初期費用がかかります |
セキュリティ | プライバシーマーク取得 |
実績 | 3,500社以上 |
所在地 | 東京都新宿区西新宿1丁目22番2号 新宿サンエービル2F |
URL |
株式会社セレブリックス

株式会社セレブリックスは法人営業と新規開拓を中心とした営業代行会社です。営業戦略設計から実行まで一貫してサポートしており、多業種において1,000社以上の支援実績があります。
特徴 |
|
|---|---|
代行業務内容 | インサイドセールス代行/営業コンサルティング/営業研修など |
料金体系 | 固定報酬型(成果報酬型については要問合せ) |
料金 | 要問合せ |
セキュリティ | 情報セキュリティマネジメントシステム「ISMS」認証取得 |
実績 | 大手企業やベンチャー企業など1,000社以上(12,000商品以上)の営業支援実績 |
所在地 | 東京都江東区有明3丁目7番18号 有明セントラルタワー7階 |
URL |
株式会社ウィルオブ・ワーク

株式会社ウィルオブ・ワークは、営業代行「セイヤク」を展開し、幅広い営業支援サービスを提供しています。20年以上の業界経験を活かし、営業リスト作成からクロージング、カスタマーサクセスまで対応可能です。
特徴 |
|
|---|---|
代行業務内容 | 営業リスト作成/クロージング/インサイドセールスなど |
料金体系 | 要問合せ |
料金 | 要問合せ |
セキュリティ | プライバシーマーク取得 |
実績 |
「セイヤク」の取引実績2,800社以上 |
所在地 | 東京都新宿区新宿3丁目1番24号 京王新宿三丁目ビル3階 |
URL |
株式会社グローバルステージ

株式会社グローバルステージは、新規事業支援や営業代行を得意とする企業です。特にダイレクトセールスやテストマーケティングにおいて高い実績を誇り、営業担当者は300時間以上のトレーニングを受けています。
特徴 |
|
|---|---|
代行業務内容 | 新規事業開発支援/営業代行・支援/インサイドセールス支援 |
料金体系 | 固定報酬型 |
料金 | 基本料金688,000円〜 |
セキュリティ | 要問合せ |
実績 | 6年間で20種類以上の業種・業態を支援 |
所在地 | 東京都品川区東五反田2丁目10番1号 |
URL |
株式会社アイランド・ブレイン

株式会社アイランド・ブレインは、BtoB専門、アポイント獲得に特化した営業代行会社です。初期費用なしの成果報酬型を採用し、累計105,000件以上の商談実績を誇ります。
特徴 |
|
|---|---|
代行業務内容 | 営業代行/テレアポ代行 |
料金体系 | 成果報酬 |
料金 | 商談1件につき18,000円(税別) |
セキュリティ | 要問合せ |
実績 | 55業種、3,500社、累計105,000件以上の商談提供実績 |
所在地 | 愛知県名古屋市中区錦3-4-6 桜通大津第一生命ビル3F |
URL |
契約まで迷わない!営業代行会社の選定5ステップ
自社に合いそうな営業代行会社をいくつかピックアップしたら、実際に契約・稼働に向けた選定プロセスへと進みます。営業代行を成功させるためには、問い合わせ前の事前準備から契約締結までの正しい手順を踏むことが重要です。
ここでは、失敗しないための選定手順を5つのステップで解説します。
ステップ1:社内の課題整理
まずは、営業代行を依頼する前に社内の状況を整理します。「売上を上げたい」といった曖昧な目的ではなく、以下のポイントを明確に言語化しておきましょう。
- 任せたい範囲:
テレアポ(アポ獲得)までなのか、商談・クロージングまでなのか - ターゲットと商材の強み:
どの業界の、どんな課題を持つ企業にアプローチしたいのか - 予算と目標(KPI):
月にいくらまで予算を割けるか、最低何件のアポや成約が必要か
事前にこの軸が決まっていると、代行会社との商談が非常にスムーズになり、見当違いな提案を受けるリスクを減らすことができます。
ステップ2:各社の情報収集
社内の課題と方向性が固まったら、営業代行会社の情報収集を行います。
本記事でご紹介した主要5社をはじめ、Web検索やビジネスマッチングサイトなどを活用し、自社の業界や商材に強みを持っていそうな会社を3~5社程度ピックアップしましょう。それぞれのホームページで、過去の導入事例や対応している料金体系(固定報酬、成果報酬、時間稼働型など)の目安を大まかに確認しておきます。
ステップ3:問合せ・見積り依頼
ピックアップした会社に対して、実際に問い合わせや見積もり依頼を行います。
この際、ただ「見積もりをください」と連絡するのではなく、ステップ1で整理した「社内の課題」「依頼したい業務範囲」「ターゲット」を簡単にまとめた情報(簡易的なRFP:提案依頼書)を添えて送るのがおすすめです。代行会社側も、より自社にマッチした具体的な概算見積もりや初期提案を準備しやすくなります。
ステップ4:営業代行会社の絞り込み(商談・提案内容の比較)
各社から返答があったら、実際にオンラインなどで面談を行います。
ここで、提示された見積もり金額の安さだけで選ぶのは禁物です。前章までに解説した「選び方の5つのポイント」や「3つのキラークエスチョン」を参考にしながら、以下の点を比較・検討して2社程度に絞り込みましょう。
- 自社の案件にアサインされるスタッフの雇用形態(正社員か、アルバイトか)
- 営業活動のプロセス(ログ)の開示頻度や共有方法
- 想定される成果が出なかった場合の改善プロセスの具体性
ステップ5:社内で最終検討して契約
最終的に依頼する1社を決定し、契約手続きへと進みます。
契約締結の際には、料金の支払い条件だけでなく、業務委託契約書(基本契約・個別契約)や秘密保持契約(NDA)の内容を法務や決裁者を含めて厳密に確認します。特に「成果の定義」「最低契約期間(※3ヶ月〜など)」「解約・更新の申請期限」などは、後々のトラブルを防ぐために必ず双方で認識を合わせてから捺印しましょう。
💡契約書に「アポの定義」が明記されているか?
ステップ5の契約段階で最も多いトラブルが、「アポの定義」をめぐる認識のズレです。
単に「アポ獲得1件につき〇円」とだけ契約書に書かれていると、代行会社から「受付の人が『資料だけ送っておいて』と言ったのでアポとしてカウントします」「全く決裁権のない担当者ですがアポです」と主張され、費用を請求されてしまうケースがあります。
「担当者(または決裁権を持つ役職者)と直接話し、日時が確定したものをアポとする」
「明らかな営業目的の面談や、同業他社は成果対象外とする」
といった成果の定義を、契約書の「個別契約」や「発注書」の特記事項にまで落とし込んでくれる会社を選びましょう。こうした細かい条件のすり合わせに快く応じてくれるかどうかも、信頼できるパートナーかを見極める最後のチェックポイントです。
まとめ|最適な営業代行会社を見極め、営業課題を解決しよう
営業代行会社の選び方と、失敗しないためのチェックポイントについて解説してきました。最後に、重要なポイントを振り返りましょう。
- 業務範囲とタイプを絞る:
「テレアポ特化」か「総合営業サポート」か、自社の課題に必要なピースを明確にする。 - 料金体系の特性を知る:
固定報酬・成果報酬・複合型・時間稼働型のメリットとリスクを理解する。 - 実務スタッフの質を見極める:
提案営業マンの優秀さだけでなく、現場で実際に動くメンバーの雇用形態や管理体制を確認する。 - 正しい手順で選定する:
事前に社内課題を整理した上で、キラークエスチョンを活用して比較検討する。
営業代行会社は、単に「作業を外注する相手」ではなく、貴社の売上を最大化するための重要なビジネスパートナーです。会社の規模やネームバリュー、費用の安さだけに捉われず、貴社の商材を深く理解し、誠実にPDCAを回してくれる会社を選びましょう。










