営業アウトソーシングを導入するときに知りたい特徴やメリットとは
さまざまな職種において注目をされているアウトソーシングですが、そのひとつが「営業アウトソーシング」で、新規事業の拡大や既存商品の売り上げ向上など、目的をもって活用する企業も増えつつあります。そこで今回は、営業アウトソーシングを導入する際、事前に知っておきたい特徴やメリットをご紹介します。これから営業アウトソーシングの導入を検討している担当の方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次[非表示]
- 1.営業アウトソーシングとは
- 2.営業アウトソーシングのメリットとデメリット
- 3.営業アウトソーシングを導入するときの注意点
- 4.おすすめの営業アウトソーシング業者5選
- 4.1.アズ株式会社
- 4.2.ネオキャリア
- 4.3.株式会社エグゼクティブ
- 4.4.株式会社コンフィデンス
- 4.5.株式会社セレブリックス
- 5.まとめ
営業アウトソーシングとは
営業アウトソーシングとは、企業の営業活動を代行するサービスのことです。代行する内容に関しては、テレアポの様に営業活動の一部のみのこともあれば、クライアントへの提案や商談など、営業活動を丸ごと請け負う場合もあります。
また、営業アウトソーシングを提供する企業と依頼企業は業務委託契約を締結するため、単に一定の業務を遂行するだけでなく、成果にまで責任を持つ点も営業アウトソーシングの特徴です。
派遣でリソースを確保する場合との違い
必要な人員を外部に委託する方法のひとつとして、人材派遣というものがあります。しかし、外部に委託するという点では共通しているものの、そもそも人材派遣とアウトソーシングでは委託契約が大きく異なります。
人材派遣の場合、スムーズにリソース確保ができること、社内の人間が現場で直接指示を行って業務を遂行することなどのメリットがある一方で、提供されるのはあくまで労働力のみであることが特徴です。そして、アウトソーシングの場合には、営業に関する業務ごと委託することになるため、現場での直接指示は行いません。また、委託内容によっては、プロセスを丸ごと外部化するにとどまらず、ノウハウを補完したりすることも可能です。
これらの違いを前提に、自社が外部に求めるものはどのようなサービスなのかをしっかり見極め、目的に合わせて使い分けるようにしてみてはいかがでしょうか。
営業アウトソーシングのメリットとデメリット
次に、営業アウトソーシングのメリットとデメリットについて、詳しくお伝えしていきましょう。
メリット
営業コストの削減
営業アウトソーシングのメリットのひとつは、営業コストの削減につながるという点です。たとえば、新入社員を一から指導して育て上げ、一定のスキルを身に付けるまでには、それなりの時間と労力、人件費が必要になります。しかし営業アウトソーシングを活用すれば、必要なときだけ営業力を強化することができるので、組織がスリム化され、営業コストを抑えられることになるのです。
即戦力になる
営業アウトソーシングで提供されるのは、単なる労働力ではありません。実務にあたるのは十分なノウハウを持った営業のプロなので、即戦力になるという点も大きなメリットでしょう。
新規顧客の開拓
自社のノウハウだけではアプローチできずに終わっていた顧客やルートの開拓などにおいても、営業アウトソーシングの活用によって道が開ける可能性は大です。営業のプロならではのノウハウによって、新規顧客の開拓も期待できるでしょう。
デメリット
営業内容がわからない
先にお伝えしたように、営業アウトソーシングではあくまで営業業務を丸投げすることになるため、具体的な営業内容が把握できません。一定の営業報告は受けられるものの、それだけでは詳細の把握は困難ですので、顧客とのやりとりも不鮮明になりがちです。クレームなどによって顧客からの信用を失うようなことにならないよう、慎重に委託業者を選ぶようにしてください。
自社の人材育成が見込めない
営業アウトソーシングによって売り上げが伸びたとしても、自社のノウハウが蓄積されているわけではありません。そうなると、自社の営業力を育てることは難しく、委託先に依存してしまう可能性が高いため、結果として自社の人材育成が見込めないということにつながります。自社の営業ノウハウの底上げを行いつつ、人材育成も行い、その間の営業成績を確保するための手段として営業アウトソーシングを活用するなど、バランスを意識しておきましょう。
情報流出の可能性がある
営業業務を丸投げで委託するということは、その際に商品や顧客の情報を公開するということになり、情報流出の可能性は否定できません。そのため、事前に委託先の情報管理体制について確認し、情報の取り扱いに関する契約書を締結しておく必要があります。
営業アウトソーシングを導入するときの注意点
営業アウトソーシングを導入する際には、何のためにサービスを利用するのか、自社の課題を整理する必要があります。どの部分を強化するために導入するのかを明確にすれば、依頼内容も定まってくるはずです。そして、何をいつまでに達成するのかという目標を決めて、共有していくようにしましょう。
次に、費用対効果の分析も欠かせないプロセスです。委託業者が提示してくる価格にどこまでのサービスが含まれているかをしっかり確認して、もっとも費用対効果の高い業者を選ぶようにしましょう。後悔しないためには、見積もりの段階できちんとチェックしておくことが大切です。
おすすめの営業アウトソーシング業者5選
それでは、おすすめの営業アウトソーシング業者をご紹介していきましょう。それぞれに特徴がありますので、自社のニーズに合う業者を探してみてください。
アズ株式会社
アズ株式会社は、目標達成に対する意欲が高いフリーエージェントを抱え、徹底的に生産性を高めたプロの自社テレマーケティングチームを構築しています。成果報酬型による営業代行、営業支援、テレマーケティングサービスの提供を行っており、新規のアポ獲得だけでなく、既存顧客のフォロー業務や過去顧客の掘り起こし業務も行っています。高品質のコールチームアウトソーシングサービスとして、すでに1800社を超える企業に活用されてきた実績もあります。
ネオキャリア
https://www.neo-career.co.jp/service/bpo
幅広い人材サービスを展開するネオキャリアでは、業界トップクラスのローコストアウトソーシングサービスを提供しています。アジア圏を中心とした人材紹介事業のDBを活用して、日本語や英語以外にも、中国語や韓国語など、さまざまな言語に対応できるのが特徴です。また、アウトバウンドやインバウンド対応など、企業の要望に応じてオーダーのカスマイズも可能。全スタッフに個人情報に関する研修、覚書、秘密保持契約を締結するなど、セキュリティ面も担保されており、大手企業を含む10,000社以上が利用している実績もあります。
株式会社エグゼクティブ
https://www.executive.jp/index.php
株式会社エグゼクティブは、法人営業専門の営業アウトソーシングサービスを提供しており、相談から2週間で営業活動がスタートできる対応力も魅力です。電話やWebによる見込み客の獲得はもちろん、見込み客の育成から商談まで、法人営業のプロに任せることもでき、1ヶ月単位の成功報酬型サービスです。その他、電話番号、住所、電話応対を1ヶ月単位でレンタルできる、東京日本橋営業所開設サービスも展開されています。
株式会社コンフィデンス
株式会社コンフィデンスは、営業人員の適正配置を行い、量的営業に特化して効率化を追求したアウトソーシングサービスです。営業戦術の策定や営業代行、フィールドマーケティングまでをミッションとして新規事業の立ち上げを支援します。また、営業部門一括代行や営業戦略コンサルティング、テレアポ代行のほか、リードコンサルティング・マーケティングオートメーション導入支援も行っています。
株式会社セレブリックス
株式会社セレブリックスは、特に「法人営業」×「新規開拓」を得意としたサービスを提供しており、これまでに1,000社12,000サービス以上の豊富な実績があります。コアセールスのアウトソーシング以外にも、テレアポやインバウンド一次対応支援、インサイドセールス支援、リードナーチャリング支援、セミナーアウトソーシングなどのサービスを展開しています。
まとめ
今回は、営業アウトソーシングの特徴やメリット・デメリットについてお伝えしました。人材派遣とは異なり、単なる労働力の提供ではなく、専門のノウハウを持ったプロの営業力が期待できますので、必要に応じて活用を検討してみてはいかがでしょうか。おすすめの営業アウトソーシング業者についても、ぜひ参考にしてみてください。