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【徹底解説】インサイドセールスのメール活用で成果を出すための成功のコツや例文を紹介

インサイドセールスにおいてはメールは単なる連絡手段ではありません。適切に活用することで見込み顧客の心をつかみ、商談へと繋げ、さらには売上を飛躍的に向上させる重要なツールとなります。

しかし、下記のような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

  • インサイドセールスでメールを活用する目的ってなんだろう?
  • 成果を出すためのコツってある?
  • メール配信時の注意点が知りたい
  • どうやってメールで売上を最大化させるんだろう?

本記事では、上記の疑問に答えるべく、インサイドセールスにおけるメール活用の本質を解説します。メールを戦略的に用いる目的から、開封率・返信率を改善させるコツ、さらにはシーン別の具体的な例文まで、成果につながるノウハウを紹介していますので、ぜひメール活用時の参考にしてみてください。


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目次[非表示]

  1. 1.インサイドセールスでメールを活用すべき理由
    1. 1.1.見込み顧客を育成し、商談につなげる「リードナーチャリング」
    2. 1.2.有効リードを見極め、商談効率を最大化する「リードクオリフィケーション」
    3. 1.3.既存顧客との関係を深め、売上を拡大する「アップセル・クロスセル」
  2. 2.インサイドセールスのメール活用で成果を出すコツ10選
    1. 2.1.①メリットがすぐわかる件名にする
    2. 2.2.②宛名に個人名を入れる
    3. 2.3.③開封率の高い曜日や時間帯を分析する
    4. 2.4.④一通で完結させる
    5. 2.5.⑤視覚に訴えるデザインにする
    6. 2.6.⑥セグメント配信をする
    7. 2.7.⑦送信頻度とコンテンツ内容
    8. 2.8.⑧A/Bテストをする
    9. 2.9.⑨課題解決に特化した情報提供と価値提供
    10. 2.10.⑩クロージングの言葉選び
  3. 3.インサイドセールスにおけるメール例文集
    1. 3.1.資料請求のお礼メール
    2. 3.2.商談の打診メール
    3. 3.3.情報提供をおこなうメール
    4. 3.4.顧客の掘り起こしを目的とするメール
  4. 4.インサイドセールスでのメール配信の注意点と対策方法
    1. 4.1.誤字脱字をなくす
    2. 4.2.誤送信による情報漏洩を防ぐ
    3. 4.3.容量が大きい場合は圧縮する
  5. 5.インサイドセールスのメール活用で成果を出すには外注も検討
    1. 5.1.インサイドセールスのメール配信を外注するメリット
    2. 5.2.インサイドセールスのメール配信を外注するデメリット
  6. 6.インサイドセールスでのメール活用はポイントを押さえるのがコツ

インサイドセールスでメールを活用すべき理由

本章ではインサイドセールスでなぜメールを活用するべきなのか、詳しい活用方法とともに解説します。

活用方法によって、メールは見込み顧客の獲得から育成、さらには売上向上に直結する重要な戦略的ツールとなります。メールを活用することの重要性や目的を理解して上手に活用できるようになりましょう。

見込み顧客を育成し、商談につなげる「リードナーチャリング」

リードナーチャリングとは、見込み顧客を育成し、最終的に商談や成約へと繋げるマーケティング活動全体を指します。

顧客の購買意欲は常に高いわけではなく、多くの見込み顧客は、初期段階ではまだ自社の課題を明確に認識していなかったり、複数の選択肢を比較検討していたりします。このようなプロセスにおいて、顧客の購買意欲を高め、最終的に受注や商談へと繋げるマーケティング活動を実行するためには、メールを活用した定期的なアプローチが必要です。

  • 継続的なアプローチの実現
    見込み顧客に対して定期的に有益な情報を提供することで、時間をかけて信頼関係を築き、自社への関心度を高められる。
  • 顧客負担の軽減
    電話と異なり、メールは相手の都合の良いタイミングで確認できるため、負担が少なく、良好な関係を維持しやすい。
  • 効率的な一斉送信
    一度に多くの見込み顧客にアプローチできるため、人件費や時間といったコストを抑えながら、広範囲にリーチできる。

下記記事ではリードナーチャリングに役立つツールの紹介もしていますので、あわせて参考にしてみてください。
▶営業生産性向上のために重要な3つの指標(KPI)と施策事例

有効リードを見極め、商談効率を最大化する「リードクオリフィケーション」

インサイドセールスが担う重要な役割のひとつに、見込み顧客を絞り込む「リードクオリフィケーション」があります。フィールドセールスに引き渡す前に、アプローチの過程で顧客の確度を正確に見極めることは、商談の効率と成約率向上につながるためとても重要です。

メールを活用することで、このリードクオリフィケーションを効果的に行うことができます。

  • データに基づいた確度判断
    メールマーケティングツールを使うことで、開封率やメール内のURLクリック率といった行動データを取得可能。これらのデータは、見込み顧客がどの程度自社の情報に興味を持っているか、購買意欲があるかを示す重要な指標となる。
  • 効率的なリソース配分
    データに基づいて確度の高い顧客を優先的にフォローすることで、限られた営業リソースを最も効果的なリードに集中させられる。
  • マーケティング部門との連携
    メールへの反応が薄く、なかなか確度が上がらない見込み顧客については、一度マーケティング部門に戻し、異なるアプローチを試すといった判断も可能。

メールは、広範囲にアプローチできるだけでなく、顧客の興味関心度を可視化し、効率的な顧客選別を可能にするデータ取得のメリットも持ち合わせているのです。

既存顧客との関係を深め、売上を拡大する「アップセル・クロスセル」

インサイドセールスでのメール活用は、新規顧客獲得だけでなく、すでに自社の商品やサービスを利用してくれた既存顧客へのフォローアップにも有効です。

  • 顧客満足度の向上
    購入後の調子を伺うメールや、サービスに関するアンケートを実施することで、顧客は「大切にされている」と感じ、満足度向上に繋がる。
  • 新たな購入機会の創出
    フォローメール内で、関連性の高い新商品や、既存サービスのアップグレード版を紹介することで、アップセル(上位商品の購入)やクロスセル(関連商品の購入)を自然に促すことが可能。
  • 視覚的な訴求力
    電話では伝えにくい商品の魅力も、メールであれば写真や動画、図解などを添付することで、視覚的に分かりやすく伝えられる。
    (例)製品の機能説明や導入事例の紹介 など

このように、メールはインサイドセールスにおいて、新規顧客の獲得から既存顧客の育成、そして売上拡大まで、多岐にわたるフェーズで成果を出すために不可欠なツールであるといえます。

インサイドセールスのメール活用で成果を出すコツ10選

インサイドセールスでメールを単なる「送信」で終わらせず、商談や成約に結びつけるためには、いくつか重要なコツがあります。件名からデザイン、配信タイミング、そして内容まで、細部にわたる工夫が成果を大きく左右するのです。

実践的なノウハウを意識して、インサイドセールスメールの精度を最大限に高めましょう。

開封率アップ編
①メリットがすぐわかる件名にする
②宛名に個人名を入れる
③開封率の高い曜日や時間帯を分析する
返信率・商談化率アップ編
④一通で完結させる
⑤視覚に訴えるデザインにする
⑥セグメント配信をする
⑦送信頻度とコンテンツ内容
⑧A/Bテストをする
⑨課題解決に特化した情報提供と価値提供
⑩クロージングの言葉選び

①メリットがすぐわかる件名にする

メールは、送っても開いてもらわないと始まらないため、受信者の興味を引き「自分に関係がある」「開くとメリットがある」と直感的に思わせるような件名にして開封率を上げることが最優先です。

件名が長いと読む気を削いでしまい、内容が伝わらずに開封前に削除されてしまう可能性が高まります。また件名の最適な文字数は20文字程度といわれているため、簡潔かつ魅力的にまとめることを意識しましょう。

具体的には以下のような工夫が効果的です。

  • 数字・期間・ターゲットを明確にする
  • 緊急性・限定性を加える
  • パーソナライズされた表現にする

②宛名に個人名を入れる

BtoB営業において、メールの宛名が「ご担当者様」といった場合と、個人名が入っている場合とでは、開封率やその後の反応率に大きな差が出てきます。多くの人は、やはり自分の名前が記載されているメールに親近感を覚え、「自分宛てに送られた重要な情報」だと認識するでしょう。

  • 開封の優先度向上
    宛名に個人名が入っていると、メールが後回しにされることなく、開封されやすくなる。
  • 親近感の醸成
    個人名が入ることで、企業との間に人間的な繋がりを感じやすくなり、問い合わせや返信への心理的なハードルが下がる。
  • 「なぜあなたに送ったのか」を明確に
    本文の冒頭で、相手の会社や部署、役職、あるいは過去の接点(資料請求、ウェビナー参加など)に触れることで、「なぜこのメールが自分に届いたのか」を理解してもらう。

相手先の担当者名がわかっている場合は、必ず宛名に個人名を入れ、本文の冒頭でも相手に寄り添った言葉を添えるよう心がけてください。

③開封率の高い曜日や時間帯を分析する

メールの開封率やクリック率を高めるには、内容だけではなく「いつ送るか」も重要です。

闇雲に高頻度でメールを送り続けても、相手に届かなければ意味がありません。過去の配信データから、開封率の高い曜日や時間帯を特定し、ターゲットに「見てもらいやすいタイミング」でピンポイントにアプローチすることが成功への鍵となるでしょう。

一般的にビジネスメールの場合、火曜日が最も開封率が高い傾向にあり、週末明けで仕事モードに入り、まだ週の業務が本格化していないタイミングが良いとされています。逆に週末である土日は、ビジネスメールの開封率が低い傾向にあるため、配信を控えるのが賢明です。

  • 朝の通勤時間(7時〜8時)
    スマートフォンでメールチェックを行う人が多い。
  • 午前中の集中が切れる前(10時〜11時)
    仕事の合間にメールをチェックするタイミング。
  • 昼休憩後(13時〜15時)
    午後の仕事に入る前にメールを確認する人が多い時間帯。

これらの一般的な傾向を踏まえつつも、最も重要なのは自社のターゲット顧客の行動パターンを分析することです。A/Bテストなどを活用し、自社の顧客にとって最適な配信タイミングを見極めましょう。

④一通で完結させる

インサイドセールスメールの最終目的は、受信者に特定の行動を促し、次のステップへと進めてもらうことです。そのためには、「一通のメールで伝えたいこと」を明確にし、シンプルかつ強力なメッセージ設計を心がけましょう。

アプローチ回数を増やすためにメールを小分けにして連日送るのは、逆効果になる可能性が高いです。読み手側からすると、複数のメールを読むことは大きな負担となり、「読むのが面倒」「また来た」とネガティブな印象を与え、最悪の場合、配信解除(オプトアウト)に繋がるリスクも高まります。

  • 「一通完結」の原則
    伝えたい重要な情報はなるべく1通にまとめ、読み手がスクロールせずとも全体像を把握できる構成が理想。
  • 簡潔な文章
    長文メールは敬遠されがち。要点を絞り、箇条書きや短い段落を活用して、サッと読めるように工夫する。
  • 行動を促す「次の一手」
    メールを読んだ後に、具体的に何をしてほしいのかを明確に示し、そのための導線を分かりやすく配置する。
    (例)資料ダウンロード/Web会議の予約/返信 など

読み手側の時間を尊重し、「一通読むだけで必要な情報が手に入り、次に進める」という体験を提供することが、行動喚起の鍵となります。

⑤視覚に訴えるデザインにする

文字だけのメールは、どんなに内容が優れていても、読者に最後まで読んでもらうのが難しいものです。情報過多の現代において、視覚的な要素はメールの読みやすさと理解度を大きく向上させます。メールが持つ「装飾できる」というメリットを最大限に活用し、視覚に訴えるデザインを意識しましょう。

  • HTMLメールの活用
    画像や動画の挿入、フォントの装飾、レイアウトの調整など、多様な表現が可能。
  • 読みやすいレイアウト
    • 箇条書き
      視覚的に整理され、短い時間で情報を把握しやすくなる。
    • 適度な改行と段落分け
      長文を避け、適度な空白を設けることで、圧迫感を減らし、読みやすさを向上。
    • 太字や下線
      強調したいキーワードや、特に重要な情報は太字にしたり下線を引いたりして、視覚的に目立たせる。
  • 強力なCTA(Call To Action)の配置
    顧客にアクションを促すボタンは、色やデザインを工夫し、メール内で最も目立つ位置に配置。スマホでの表示も考慮し、タップしやすいサイズにする。

⑥セグメント配信をする

セグメント配信とは、見込み顧客を特定の条件で絞り込み、セグメントごとに最適化された内容のメールを配信する手法です。

性別、年齢、職業といった基本的なデモグラフィック情報だけでなく、リードの行動履歴や興味関心に基づいて細かくセグメント分けを行うことで、「このメールは自分に関係がある」と読者に強く意識させることができ、メールの開封率やクリック率、そして最終的な商談化率を劇的に向上させることができます。

  • 資料請求リードへのアプローチ
    特定の資料をダウンロードした顧客に、その資料内容に関連する詳細な情報や、よくある質問とその回答、導入事例などを送る。
  • ウェビナー参加者へのフォロー
    参加したウェビナーのテーマに関連する製品情報、ウェビナーで紹介しきれなかった追加情報、個別相談への誘導などを送る。
  • ウェブサイト閲覧履歴に基づくアプローチ
    特定の製品ページを複数回閲覧している顧客には、その製品に関するキャンペーン情報や、類似製品との比較資料などを送る。
  • 商品購入者へのアップセル/クロスセル
    既に商品を購入した顧客に、関連性の高い別商品や、上位プランの紹介メールを送る。

細かくセグメント分けをすることで、メールコンテンツの作成工数が増える可能性はありますが、それに見合う、あるいはそれ以上の効果(高い反応率、質の高い商談)が期待できます。ターゲットのニーズに合ったメッセージを届けることで、メールの効果は飛躍的に高まるでしょう。

⑦送信頻度とコンテンツ内容

メールは「適切な頻度」で「価値のある情報」を送ることを心がけましょう。

メールを継続的に送り続けることは重要ですが、ただ数を打てば良いというものでもありません。顧客に「しつこい」「迷惑だ」と感じさせてしまうと、イメージダウンに繋がり、配信停止はもちろん、今後の関係性にも悪影響を及ぼします。

反応を見ながら頻度を調整する

過去の配信データを分析し、最も反応が良かった曜日や時間帯に送信してみましょう。

もしなかなかアクションを起こさない顧客がいる場合、接触回数を増やすのではなく、一度引いて頻度を調整することもひとつの手法です。例えば、これまで週1回送っていたものを月2回に減らすなど、相手に負担をかけないアプローチ方法を検討します。

期待感を高めるコンテンツ

毎回同じような内容のメールでは、顧客はすぐに飽きてしまいます。

商品やサービスの最新情報、役立つノウハウ、業界のトレンド、顧客事例、Q&Aなど、多様なコンテンツをバランス良く盛り込むことで、メールが届くことを顧客が楽しみにするような関係を築きましょう。顧客の課題解決に繋がる「お役立ち情報」は、押し売り感なく関係性を深めるのに有効です。

⑧A/Bテストをする

インサイドセールスメールの成果を継続的に高めるためには、A/Bテストの実践が不可欠ともいえます。

A/Bテストとは、メールの件名、本文、CTA(Call To Action)ボタンの色や文言など、特定の要素を2パターン(AパターンとBパターン)作成し、それぞれを異なるグループの受信者に送信して、どちらがより良い成果を出せるかを検証する手法です。

A/Bテストを通じて、

  • 「どのような件名が最も開封されやすいのか?」
  • 「どのCTAがクリックされやすいのか?」
  • 「どんな文章構成が返信に繋がりやすいのか?」

といった具体的なデータの取得ができ、このデータに基づいてメールの内容を改善し、再度テストを行うというサイクルを繰り返すことで、ターゲット顧客に最も響く勝ちパターンを見つけ出し、メールのパフォーマンスを継続的に最大化することが可能になります。

⑨課題解決に特化した情報提供と価値提供

インサイドセールスメールは、単に自社の商品やサービスを紹介する場ではありません。本当に成果を出すメールは、読者が抱える課題を深く理解し、その解決策として価値ある情報を提供することに主眼を置いています。

  • 課題の明確化
    顧客がどのような状況で、どんな悩みや課題を抱えているのかを明確に示し、共感を呼ぶ。
  • 解決策の提示
    その課題を自社の商品・サービスがどのように解決できるのかを具体的に説明する。機能や特徴の羅列ではなく、「その機能が顧客にとってどんなメリットをもたらすのか」という視点で語りかける。
  • 教育的なコンテンツ
    直接的な売り込みではなく、業界のトレンド、役立つノウハウ、成功事例、失敗談からの学びなど、顧客が知っておくと得をするような教育的なコンテンツを提供する。

⑩クロージングの言葉選び

メールの開封や本文の読了は、あくまで中間地点です。インサイドセールスメールの最終目的である「次の行動」に繋げるためには、メールの結びとなるクロージング(結びの言葉)を意識しましょう。

  • 何をすべきかを明確に
    「詳細はこちらから」「無料相談を予約する」「資料をダウンロードする」といった、次に何をしてほしいかを具体的に示す。
  • 行動へのメリットを再提示
    行動することによって得られるメリットを簡潔に再提示する。
  • ハードルを下げる工夫
    「お気軽にご相談ください」「〇分で完了します」など、行動への心理的なハードルを下げる言葉を添える。
  • 返信しやすい雰囲気作り
     質問や疑問点があれば返信を促す言葉を添える。
    (例)「ご不明な点がございましたら、お気軽にご返信ください」など

効果的なクロージングは、単なる締めの言葉ではなく、読者を行動へと力強く後押しする、メールの最後の「一押し」になります。

インサイドセールスにおけるメール例文集

本章では、営業シーン別に使用できるメールの例文について紹介します。

シーン別でメールに記載すべき項目が異なるため事前に理解を深めておき、メールの効果を発揮できるようにしましょう。また、以下で紹介する例文は実際に使用できるメールとして記載しておりますので、ぜひテンプレートとしてお使いください。

資料請求のお礼メール

まずは資料請求があった場合のお礼メールを先方に送る際の例文をご紹介します。

資料請求があった際は、迅速なお礼とともに、必ず打ち合わせの日程調整の依頼も行いましょう。また、資料請求に至った背景を軽くヒアリングすることで、今後のアプローチの質を高める貴重な情報を得られます。

件名:【△△株式会社】資料請求ありがとうございます:貴社の課題解決にむけて

株式会社〇〇
〇〇様

お世話になっております。

この度は、弊社の「【資料名】」をダウンロードいただき、誠にありがとうございます。
本資料につきまして、ご不明な点やご質問がございましたら、
お気軽にお問い合わせください。

またぜひ一度、弊社サービスの利用により成果を出された企業様のご紹介と、
複数の成功事例をもとに貴社の課題解決方法をご提案したく、
30分ほどお打ち合わせの機会をいただきたく存じます。

つきましては、以下URLよりご都合のよい日時を選択いただけますと幸いです。
【日程調整URL】

また、お打ち合わせを有意義な時間とするために、
資料をご請求いただいた企業様へは下記のアンケートを実施しております。
差し支えない範囲で問題ございませんので、ご回答をいただけますと幸いです。

【資料請求に至った理由】
・現在抱えている課題
・課題に対する施策
・記者が将来実現したいこと

それでは、今後とも何卒よろしくお願いいたします。

-------------------
△△株式会社
Tel:
Mail:
-------------------

商談の打診メール

ここでは商談打診をしたい場合に送るメールの例文を紹介します。

単に「商談がしたい」と伝えるだけでなく、「なぜ商談をするべきか」「商談することでどんなメリットがあるのか」を明確に伝え、相手が前向きに検討したくなるようなメールを作成することが成功の鍵です。

また商談を打診する際は、必要な所要時間と、相手が選びやすいよう複数の候補日時を必ず記載しましょう。

件名:【ご提案】貴社の〇〇(具体的な課題)解決に貢献するご説明|△△株式会社

株式会社〇〇
〇〇様

お世話になっております。
株式会社△△の〇〇と申します。

先日はお忙しい中、お電話にて貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。

お電話にて貴社の現状をお伺いした際、抱えている課題があるとのことでしたが、
弊社サービス〇〇が貴社の課題を解決するお力になれる可能性がございます。
もしよろしければ、直接お会いした上で同様の課題を解決した事例のご紹介も含めた
ご説明ができればと思っております。

<候補日程>
〇月〇日(曜日) 〇〇:〇〇~〇〇:〇〇
〇月〇日(曜日) 〇〇:〇〇~〇〇:〇〇
〇月〇日(曜日) 〇〇:〇〇~〇〇:〇〇
※なお、お時間は1時間程度の予定です。

上記日程でご都合が悪い場合は、お手数ではございますが
ご都合のよい日程をお知らせいただければ幸いでございます。

お忙しいところ誠に恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。

-------------------
△△株式会社
Tel:
Mail:
-------------------

情報提供をおこなうメール

新しい情報の提供をおこないたい場合に送るメールの例文を紹介します。

見込み顧客に対して、新しい情報や役立つコンテンツを提供するメールは、関係性を深め、自社への興味を高めるための重要な手段です。特に、過去に資料請求やセミナー参加といった接点があった見込み顧客には、その行動履歴に合わせた関連性の高い情報を提供することで、開封率やその後のエンゲージメントの大幅な向上が期待できます。

件名:【△△株式会社】貴社の〇〇(関心事/課題)に関連する新情報新商品のご案内

株式会社〇〇
〇〇様

お世話になっております。
株式会社△△の〇〇と申します。

先日は弊社商品〇〇に関する資料のダウンロード誠にありがとうございます。
本日は弊社新商品の〇〇について、〇〇様にご関心を持っていただけるのではと思い
ご連絡させていただきました。

添付ファイルには、新商品〇〇に関する詳細な資料をご用意しておりますので、
ぜひご一読ください。

もし、資料をご覧いただき少しでもご興味をお持ちいただけましたら、
オンラインにて30分ほど、サービス概要をご説明させていただければ幸いです。

以下URLよりご都合のよい日時を選択いただけますでしょうか。
【日程調整URL】

ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

-------------------
△△株式会社
Tel:
Mail:
-------------------

顧客の掘り起こしを目的とするメール

休眠顧客の掘り起こしをしたい場合に送るメールの例文を紹介します。

休眠顧客の掘り起こしメールでは、一方的な売り込みではなく、彼らが抱えていたかもしれない課題に寄り添い、具体的な成功事例を示すことで再度の興味を引くことが重要です。また、興味を持った際にスムーズに次のアクションへ移れるよう、サービス紹介動画や日程調整ツールへの導線を忘れずに設置しましょう。

件名:【株式会社〇〇様】以前お伺いした〇〇(課題)の解決事例をご紹介させてください

株式会社〇〇
〇〇様

お世話になっております。
株式会社△△の〇〇と申します。

以前、弊社の商品やサービスについてお問い合わせ(またはアンケートにご協力)いただき、
誠にありがとうございました。

その際、貴社が「〇〇(以前ヒアリングした具体的な課題)」に関して
課題を抱えていらっしゃるというお話を伺っておりましたが、その後いかがでしょうか。

実は先日、貴社と酷似した課題をお持ちの企業様が、
弊社の〇〇(サービス名)を導入されたことで、
「〇〇(具体的な成果や改善)」という大きな成果を上げられた事例がございました。

もしかすると、この事例が貴社の現在の状況にもお役立ていただけるかもしれません。
詳細はこちらの資料でご紹介しておりますので、ぜひご一読ください。
【事例集へのURL、または添付ファイルの案内】

この事例をご覧いただき、少しでもご興味をお持ちいただけましたら、
改めてオンラインにて30分程度お時間を頂戴し、
具体的な導入プロセスや貴社への貢献可能性についてご説明させていただければと存じます。
【日程調整URL】

ご検討のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

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△△株式会社
Tel:
Mail:
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インサイドセールスでのメール配信の注意点と対策方法

インサイドセールスにおいてメールは有効なツールですが、一歩間違えれば顧客からの信頼を失い、企業のイメージダウンに繋がりかねません。特に配信時の注意を怠ると、これまでの努力が水の泡になってしまうこともあります。

本章ではメールを配信する際に特に気をつけたいポイントを3つに絞って解説します。メールを送信する前には必ずチェックし、自社の信頼と成果を守りましょう。

誤字脱字をなくす

誤字脱字をなくすことは、インサイドセールスメールにおける「基本中の基本」であり、最も重要な確認項目です。

どんなに内容が有益であっても、誤字脱字があると、読者は文章のリズムを崩され、スムーズに読み進めることができません。せっかく興味を持って開封してくれたメールでも、読む意欲を削いでしまう原因となります。

また、誤字脱字は「再確認を怠っている」「細部への配慮が足りない」といったマイナスイメージに直結します。一度失った信頼を回復するのはとても困難で、プロとしての意識が低いと判断されれば、商談機会損失の要因にもなりかねません。

対策方法

  • 複数人によるダブルチェック
    担当者だけでなく、別のメンバーにも確認してもらう体制を構築する。
  • 音読による確認
    声に出して読むことで、目で追うだけでは気づきにくい誤字脱字や不自然な言い回しを発見しやすくなる。
  • 校正ツールの活用
    Web上の校正ツールや、Wordなどの文書作成ソフトの校閲機能を活用する。

誤送信による情報漏洩を防ぐ

メールには企業秘密や顧客の個人情報など、重要なデータが記載されていることが多いため、誤送信は単なるミスでは済まされず、情報漏洩に繋がり、会社としての信用を一瞬で失う危険性があります。

誤送信が発生した場合、誤送信先と本来の送信相手の双方に謝罪と対応が必要となり、業務が滞るだけでなく、最悪の場合、企業のブランドイメージが著しく損なわれ、法的な問題に発展する可能性も否定できません。

誤送信の多くは「確認不足」が原因です。以下の対策を事前に確立し、徹底することでリスクを最小限に抑えましょう。

対策方法

  • 宛先の複数回確認
    送信ボタンを押す前に、宛先(To, Cc, Bcc)が正しいか、特にBccとCcの間違いがないかを指差し確認などで徹底する。
  • 添付ファイルやURLの再確認
    ファイル名だけでなく、内容が正しいか、誤った情報が含まれていないか、遷移先はあっているか、を送信前に必ず開いて確認する。
  • 送信前確認画面の活用
    送信前に確認画面機能がついている場合は、必ず目を通す習慣をつける。
  • 承認フローの導入
    特に重要なメールや、機密情報を含むメールについては、上長やチームリーダーの承認がなければ送信できない仕組みを導入することも有効。
  • 誤送信防止ツールの導入
    メール送信時に一定時間保留したり、外部宛てのメールに警告表示を出したりするツールも有効。

容量が大きい場合は圧縮する

HTMLメールなどで画像や動画を多用するとメールの容量が大きくなってしまい、受信者にとって大きなストレスとなる可能性があります。

容量が大きいメールは、受信者の環境によっては開くまでに時間がかかったり、画像がなかなか表示されなかったりするため、全文が表示される前に、顧客が読むのを諦めて削除してしまう可能性が高まります。

また、迷惑メールフィルターに引っかかりやすくなる傾向もあります。せっかく時間と労力をかけて作成したメールが、顧客に届かないといった事態を避けるためにも、容量が大きいメールは必ず圧縮して送るようにしましょう。

対策方法

  • 添付ファイルの圧縮
    大容量のファイルを添付する場合は、必ず圧縮(Zip形式など)する。
  • 画像の最適化
    メールに挿入する画像は、解像度やサイズを必要最低限に抑え、Web用に最適化されたものを使用する。

また、多くの企業で受信できるメールの容量は10MB程度に設定されていますが、企業によっては3MB以内までしか受信できない場合もあります。メールの送信時には容量が1.5倍ほど大きくなることを考慮すると、添付ファイルは2MB以内に抑えると良いでしょう。

2MB以内に抑えることで、容量オーバーによる受信/送信不可のリスクを大幅に低減できます。

インサイドセールスのメール活用で成果を出すには外注も検討

  • インサイドセールスメールのポイントは理解したけど、実際に自社で運用するのは難しい…
  • メール施策を導入したけれど、なかなか期待する成果が出ない…

メール施策の導入をおこなっても、なかなか成果が表れない場合もあるでしょう。そのような時はプロの営業代行会社へ外注するのもひとつの手段です。

本章ではインサイドセールスのメール配信を外注するメリット・デメリットについて解説します。

下記記事ではメール営業代行に強い会社を紹介していますので、本章と併せて参考にしてください。
▶メール営業代行に強い代行会社4選!メリット・デメリットも解説

インサイドセールスのメール配信を外注するメリット

インサイドセールスのメール配信をプロの営業代行会社に依頼すると、以下のようなメリットがあるでしょう。

専門知識と実績に裏打ちされた戦略立案

インサイドセールスのプロは、数多くの実績から得た「売れるメールの型」を知っています。確度の高いリスト作成から、ターゲットに合わせたパーソナライズされたメール文の作成、そして配信後の詳細な分析まで、効果的なメール戦略を最初から構築・実行してくれるため、インサイドセールスメールの開封率や商談化率は劇的に向上するでしょう。

最新ツールと運用ノウハウによる効率化

プロの代行会社は、高機能なメール配信ツールやCRM、SFAなどを活用し、これらのツールの最新機能を熟知しています。自社でこれらのツールを導入・運用する手間やコストを省きつつ、常に最適な環境で効率的なメール施策を展開できます。

リソースの最適配分と商談集中

メール作成や配信、効果測定といった一連の業務を外注することで、自社の営業担当者はメール業務から解放され、商談や顧客との関係構築といったコア業務に集中できます。これにより、営業全体の生産性が大幅に向上し、売上への貢献度を高められるでしょう。

ノウハウの共有と自社資産化

多くの代行会社では、ただ代行するだけでなく、メール原稿文の添削や効果分析レポートの提供を通じて、そのノウハウを自社に共有してくれます。これにより、将来的に自社での運用を検討する際の貴重な資産として役立てることができるでしょう。

インサイドセールスのメール配信を外注するデメリット

もちろん、外注にはデメリットも存在しますが、これらは事前に理解し、適切な対策を講じることで十分に軽減することができます。

運用開始までに時間がかかる

外注会社は、自社のビジネスやターゲットを深く理解するため、最初のヒアリングやターゲットのすり合わせに時間がかかります。これは「手戻りなく、確実に成果を出すため」に必要な工程です。急ぎでなければ、この準備期間を考慮した上で計画を立てましょう。

コストが発生する

自社運用ではツール使用料のみに抑えられていた費用も、当然ながら代行費用が追加で発生します。しかし、「メール配信を代行してでも成果を上げたい」「他にリソースを割きたい場所がある」と考える企業にとっては、費用対効果を考えればむしろ投資と捉えるべきでしょう。

プロのノウハウと効率的な運用によって得られる売上増や、営業担当者のコア業務への集中による生産性向上は、コストを上回る価値を生み出す可能性があります。

インサイドセールスでのメール活用はポイントを押さえるのがコツ

インサイドセールスにおけるメール活用は、見込み顧客の育成から商談創出、さらには既存顧客との関係深化によるアップセル・クロスセルまで、売上向上に不可欠な戦略です。本記事で解説したように、各シーンに合わせた効果的なメール作成と、誤字脱字や誤送信、容量過多といった注意点を踏まえた運用が成功の鍵を握ります。

しかし、「ポイントは理解できたけれど、実際に自社でどこまでできるだろう?」「なかなか成果が上がらない」「運用方針に迷っている」といった場合は、ぜひインサイドセールスメールのプロに相談してみてください。

専門的なノウハウと最新のツールを活用することで、自社のメール施策は劇的に改善され、最短で成果を最大化することが可能です。


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