インサイドセールスのコンサルティングとは？支援内容やコンサルを依頼できる会社を紹介

非対面営業も一般的な営業手法になりつつある現在、インサイドセールス部門を立ち上げて運用する企業も多いです。
しかしインサイドセールス部門の立ち上げはノウハウがないと難しいため、過去に経験がないと何から始めるべきかわからず、立ち上げ作業が進まなくなります。
部門の立ち上げが上手くいかないときは、コンサルティングを依頼してみてはいかがでしょうか。

本記事では、インサイドセールスのコンサルティングに関する支援内容と、コンサルティングを依頼できる会社を6社紹介しています。
インサイドセールスをもっと有効活用させたい企業は、本記事を参考にコンサルティングの依頼を検討してみてください。

コンサルティングに頼らず内製で立ち上げを検討される方は下記をご参照ください。
»インサイドセールス立ち上げの成功事例を紹介！導入の具体的なやり方も解説

インサイドセールスコンサルティングの支援内容

インサイドセールスのコンサルティングを依頼した場合、どこまで支援してくれるのかは気になるポイントでしょう。ここではコンサルティングの支援内容や、どんな実績を持ったコンサルタントが対応してくれるのか、またコンサルティングの形式について深堀りします。

自社にコンサルティングがマッチするのか確認したい方はぜひ参考にしてください。
インサイドセールス部門の立ち上げ
インサイドセールスのコンサルティングでは、初めてインサイドセールスを導入する会社向けにアプローチ方法の選定をしたり、トークスクリプトの作成などのサポートをしてくれたりします。

新規部門の立ち上げ支援を担当するコンサルタントは、過去にマーケティング部門や新規事業の立ち上げを経験した人材がほとんどです。
多くのコンサルタントが顧客のニーズや市場の分析を得意とし、調査結果を元にマーケティング戦略を練るスキルが豊富なので実績は十分です。

インサイドセールスはフィールドセールスとマーケティング部門の橋渡し役を担う重要な部門のため、戦略の設計は特に重要な工程になります。
立ち上げ時のマーケティング戦略や部門の運用方法など、重要な工程においては知見が豊富なコンサルタントに依頼して成功に近づけましょう。

運用開始後の定期的な改善

インサイドセールス部門の立ち上げ後は、コンサルタントが運用する中で発生した問題点を洗い出して新たな施策を考案します。
また、事業の定期的な振り返りと見直しをおこない、効果測定をしながらより良い方法を模索するのもコンサルタントの仕事です。
サポート範囲も広く、業務をより効率良くするために業務フローを見直したり、新規のメンバーでも業務に入れるマニュアルの作成や、トークスクリプトのブラッシュアップまで多岐にわたります。
さらに、チーム全体で自社の現状を理解し、ゴールまでのギャップを把握するためにコンサルティングする企業によっては、定期的なミーティングを開いたりセールスメンバーの技術力向上を目的とした研修の担当もおこなってくれたりします。

自走へ向けての伴走支援

インサイドセールス部門の立ち上げに成功し、ある程度業務が回るようになれば、最後の課題は自社のみで仕事が回るようにすることです。
コンサルタントは会社が自走ができるように未来の事業戦略を構築したり、今後施策を実行していくためのスケジュールを作成することで、会社が迷わないように道筋を立ててくれます。
また、追加の支援で活動内容の定期的な診断ができる会社もあるので、コンサルティングを依頼する際はどこまでのサポートを望むのかを事前に決めておくと良いでしょう。なお、伴走支援は会社によってサポート範囲が異なるので、依頼時は確認が必要です。

コンサルティング会社を選ぶ際のコツ

インサイドセールスのコンサルティングを依頼することが決まったら、次は依頼先を選ぶ必要があります。しかし、存在する多くのコンサルティング会社の中から、どのような基準で依頼先を選ぶべきか迷うはずです。
本章ではインサイドセールスのコンサルティング会社を選ぶ際に重視したいポイントを解説します。
ここで紹介するポイントの確認を怠ってしまうと、せっかくコンサルタントに依頼しても効果がいまいち発揮されない結果になりかねないため、必ずチェックしておきましょう。

支援実績を確認する

コンサルタント依頼前に気になる企業を見つけたら、必ずホームページなどで実績を確認しましょう。
コンサルティング会社はさまざまな業界に対して強みを持っていますが、必ずしも自社の業界や業務領域と一致しているとは限りません。
導入事例を確認すると過去に担当した業界や実績の詳細が見れる場合が多いので、自社が求める成果が得られる会社がどうかを過去の実績から判断することが大切です。
また、在籍するコンサルタントの実績だけでなく、過去に新規部門の立ち上げに携わっているか、同業界での実績はあるかどうかまで確認できればミスマッチも防げるでしょう。

費用を確認する

コンサルティング会社に依頼する際は、自社の予算の都合もあるためコストを事前に確認しておきましょう。
依頼前に追加費用を確認せずコンサルティングをスタートさせてしまうと、プロジェクトが終わった後に予算をオーバーする費用が請求されてしまうリスクがあります。
初期費用やオプション料金はかかるのかなど、料金設定は相談時に確認しておくべき項目です。
業界別コンサルティング依頼時の費用相場は以下の通りです。

• ITコンサルティング：月額40～60万円
• 人材コンサルティング：月額10～50万円
• 戦略コンサルティング：月額30～60万円

なお、費用はコンサルティング会社の企業規模やサポート範囲によって異なりますので、依頼先に確認が必要です。

サポート範囲を確認する

コンサルティング会社がどこまでサポートしてくれるのかも、事前に確認しておきたい項目です。
インサイドセールス部門の立ち上げには成功したものの、戦略を立てたり効果測定のサポートがない場合は、その後の運用が難しくなってしまいます。
コンサルティング会社によっては事業戦略からチームメンバーの業務スキル向上まで担ってくれるので、どの会社を選ぶかで成長率が変わるといっても過言ではないでしょう。
コンサルティングの依頼によって会社をどこまで成長させるかといったゴールを明確にし、ゴールまで伴走してくれるような会社を見つけられるのが理想です。

コンサルティングを依頼すべき会社の特徴

コンサルティング依頼のメリットや選び方のコツがわかっても、そもそも自社で導入すべきかどうかを迷う企業も多いのではないでしょうか。
本章ではコンサルティングを依頼すべきか迷った際に、自社で確認すべきポイントを解説します。
これから解説するポイントに当てはまれば、コンサルティングを依頼して事業の成長を目指すのが望ましいでしょう。

インサイドセールス立ち上げ経験者がいない

自社メンバーの中で過去にインサイドセールス部門の立ち上げに携わった人材がいない場合、ノウハウがない状態で立ち上げることになるので失敗のリスクが伴います。
そもそもどのように部門を立ち上げれば良いかがわからず、立ち上げ作業が全く進められないケースもあるでしょう。
自社にノウハウがないことが理由で立ち上げ作業がストップしている場合は、早急にコンサルティングを依頼して立ち上げ支援をしてもらいましょう。
事業戦略として立ち上げが決まっている場合は、立ち止まって貴重な時間を消費するよりも、コンサルティングを依頼したほうが事業の成長スピードを落とさずに済みます。
新規の部門に参加させる自社メンバーの選定方法は、下記記事を参考にしてください。
» 新規事業の立ち上げに必要な人材とは？向いているメンバーの特徴や選び方も解説

社員の営業力を底上げしたい

自社社員の営業スキルを上げたい場合にも、コンサルティングの依頼がおすすめです。
コンサル会社に依頼をおこなうと、営業スキル向上を図るための研修制度の構築や施策を練ってくれます。
新規でインサイドセールス部門の立ち上げをおこなった場合は、自社社員をスキルアップさせるとインサイドセールスがさらに効果的な施策となるでしょう。
また、自走後も一定の成果を上げ続けなければならないため、コンサルティング依頼を行い、事前に自社社員のスキルアップをしておくことが望ましいでしょう。

長期的目線でコストの削減をしたい

インサイドセールス部門の立ち上げを自社で行うとなると、ノウハウを補うために経験者を採用したり、人材の育成もしなければならないため多くのコストがかかります。
そのため、長期的目線でコストを抑えたい場合は、自社で一から立ち上げるよりもはやい段階でコンサルティング会社へ依頼することが有効といえます。
新規部門立ち上げに関するノウハウは、コンサルタントに備わっているため、依頼をおこなえばスムーズに新規事業の立ち上げができるでしょう。
さらに、立ち上げ後の事業戦略もコンサルタントの知見を活用でき、また定期的な戦略見直しや新施策の考案までを担ってくれるので、自社で進めるより低コストで自走までサポートしてくれます。

インサイドセールスのコンサルティングを依頼できる会社6選

インサイドセールスのコンサルティングを依頼することになれば会社選びも重要なポイントです。
しかし多くの会社があるため、選びきれないこともあるでしょう。

本章ではインサイドセールスのコンサルティングが可能な会社、伴走が可能な会社を6社ピックアップして紹介しているので、企業選定時の参考にしてください。
また、企業によって強みも異なるので、自社と同業界に強みを持つ企業や課題の解決が望めるような企業を見つけられるようにしましょう。

株式会社ネオキャリア

ネオキャリアは、もともと人材会社として知られている会社ですが、自社の営業力を対外的にサービスとして発信している豊富な営業活動実績を持つ会社です。インサイドセールス代行のサービス提供もしており、伴走で立ち上げのお手伝いをすることも可能です。
顧客リストは企業ごとにカスタマイズ可能で、依頼から15日ほどで運用開始できるため、すぐに導入したい企業へも柔軟に対応可能です。

株式会社ネオキャリアのインサイドセールスについてはこちらで詳しく書かれています。
» クラウドインサイドセールス

株式会社セレブリックス

25年を超える営業代行実績を持ち、取引実績は1,200社、約12,000以上のサービスを提供しています。
営業経験の中で培った、顧客の買わない理由を減らして成約率を高めるセレブリックス独自の「顧客開拓メソッド」の活用により、多くの企業の営業課題を解決しています。

ブリッジインターナショナル株式会社

業界初となるAIインサイドセールス支援ツールの開発など、最新のIT技術を積極的に活用している会社です。顧客との対話を重視した営業スタイルで、信頼関係の構築から見込み顧客の創出を行なっています。

株式会社リアルコネクト

法人営業や営業マネージャーの育成研修など、さまざまな分野に対応する企業研修を得意とする会社です。また、コンサルティングでは営業組織強化・新規事業開発・資金調達サポートの3つの分野に特化しています。

株式会社才流

在籍するコンサルタントは、過去にマーケティング部門や新規事業立ち上げ経験のある人材が多く、確かな実績を持ったコンサルタントを各企業に専任で配置してくれます。

株式会社THE MOLTS

BtoBマーケティングやECマーケティングなど、デジタルマーケティングの支援を得意とする会社です。プロジェクト実績が500を超え、幅広い分野で売上の拡大や工数削減に貢献しています。

SALES ROBOTICS株式会社

インサイドセールスの立ち上げ・運用支援を得意としています。
2014年にサービスを立ち上げて以来、大手企業やベンチャー企業まで1000社を超えるインサイドセールスを代行してきた実績のある会社です。

インサイドセールスはコンサルティングを依頼して成功に導こう

インサイドセールス部門の新規立ち上げはコンサルティング会社に依頼し、コンサルタントの知見を活用して成果獲得まで進めるのが望ましいでしょう。
依頼の際は、コンサルティング会社によってサポート内容や強みを持つ業界が異なるため、事前にリサーチして自社に合う企業の選定をおこなってください。
また、最終的なゴールは自社で業務が回るようになることなので、自走できるまでのサポートがあるかどうかも確認しておきましょう。​​​​​​​