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BPO業者の選び方とは?依頼の際に確認すべき6つのポイント

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BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)業者を使って外注化できる業務には、給与計算や人事採用、コールセンター営業など、様々さまざまなものがあります。

不足している人員・スキルの補填、社内体制のスリム化、コスト削減など、BPO活用の目的はさまざま様々ですが、委託先の選択を間違えてしまえば逆効果になもなりかねません。

本記事では、そんなBPO業者選択にお悩みの担当者の方に向けて、依頼の際に確認すべきポイントを6つに絞って、簡潔に紹介していきます。

BPO業者を選ぶ上で押さえておきたい6つのポイント

BPO先を選ぶ上で押さえておきたい6つのポイントは、以下のとおりです。

  • 会社とBPO事業の規模
  • BPOサービスの実績
  • 料金設定
  • 依頼可能な業務範囲とノウハウ
  • 依頼可能な業務量と納期設定
  • セキュリティに対する意識

BPOでは、自社業務の一部、またはすべてをシステム運用なども含めて外部に委託するため、いかに自社が想定するニーズとフィットしているかが重要になります。

会社とBPO事業の規模

BPO事業を取り扱っている会社、およびBPO事業自体の規模は、真っ先に確認しておくべき事項です。

規模が大きいほどサービスのクオリティアップを図れる環境があると判断できます。また、BPOは一般的な短期アウトソーシングとは違い、長期的なパートナーシップを前提としているので、事業継続に十分な体力を持つ会社であるかの指標にもなります。

「BPOサービス」の実績

契約をする前に、BPOサービスの実績も詳細まで確認しておきましょう。

BPO業界は、現在着実にその市場規模を伸ばしている稀有な業界です。ゆえに新規参入企業も多く、サービスの乱立が著しい現状です。そのため、母体が有名な企業であったとしても、BPO自体は実績のない新興サービスの可能性があります。実績が少ないということは、ノウハウが十分でなく、予期せぬトラブルの原因・長期化の可能性を多く含んでいるということです。

トラブルなどを避けるためにも、BPOの実績はしっかり確認をすることが大切です。

料金設定

コストの削減を目的としてBPOの利用を考えているケースも多いでしょう。その場合は、自社内で同じ業務を行った場合にかかるコストと、BPOを活用した場合のコストを十分に比較・検討しましょう。

ただし、料金だけで委託先を決めてしまうのは大変危険です。相場よりも著しく安い業者の場合、人員を削減するなどしてクオリティの低い業務で済まされてしまう可能性があります。求めるクオリティとコストの予算を上回りすぎていないかを、しっかり吟味しましょう。

依頼可能な業務範囲とノウハウ

自社の希望する委託業務に、BPO先が対応しているか、また、そのノウハウが十分にあるかも重要な要素です。そのため、外注化したい業務はどこからどこまでなのか、あらかじめ切り出す業務について、自社内で精査しておく必要があります。

複数の業務をBPOで依頼する場合、それらをすべてカバーできる範囲の広いBPO業者の選択が便利ですが、業務の一部を限定的に依頼するのであれば、ノウハウのある熟練した業者を選びましょう。

依頼可能な業務量と納期設定

自社の想定している業務量にBPO業者が対応できるか、確実な申し合わせが必要です。この伝達が不十分であった場合、BPO業者がパンクしてしまい、業務が途中で中断してしまうことがあります。設定する納期においても同様です。

また、BPO活用で社内コア業務に集中できるようになった結果、委託業務も含めた業務規模が拡大することもあります。今後の業務成長も見越した、余裕ある業者を選ぶようにしましょう。

セキュリティに対する意識

BPOでは、業務遂行のために社内の情報をBPO業者に開示することになります。中なかには顧客情報などトップレベルの秘匿情報もありますが、BPOにより、外部流出のリスクが格段に跳ね上がることを認識しましょう。

委託先のBPO業者が情報流出に備えてどのような体制・対策をとっているのか、あらかじめ詳細な確認が必要です。金額や発注可能量などだけで安易に業者を決めてしまうと、膨大な量の重要情報が外部流出してしまう危険性があります。セキュリティ面が信頼できるかも、しっかり確認しましょう。

代表的なBPO業者3社

ここでは、実績・規模ともに十分以上ともいえる、代表的なBPO業者3社を紹介します。いずれも広範囲の業務をカバーできる、マルチなBPO業者です。

ネオキャリア

ネオキャリアは、年間500社以上の企業の業務支援を行う、アウトソーシングの老舗業者です。豊富なノウハウと実績に裏打ちされた、安定的な委託業務の遂行が期待できます。

特筆すべきは、契約企業向けの問い合わせコールセンターが、24時間365日対応であることです。これにより、スピーディーかつ安心感のあるBPO運用が実現できています。

実績     年間500社、総数10,000社以上の契約実績
対応可能業務 採用代行、派遣管理、給与計算、研修・人材育成、経費精算、請求書発行、営業委託、事務局代行、コールセンター、ヘルプデスク、ECカスタマーサポートセンター、外国語対応コールセンター、リサーチ、スケジュール調整、データ入力、WEBサイト作成など

ネオキャリア公式サイト

パソナ

パソナは、人材派遣業を主軸とするパソナグループによるBPOサービスです。人材業界への確かな経験・実績をもとに、幅広い業界の業務を受託することが可能です。元々の人材派遣業と絡めて事業展開することで、依頼元に最適な人材リソースの提供を行なっています。

実績     導入実績500件以上    公官庁、自治体、外郭団体など公的機関にもサービスを提供
対応可能業務 事務、人事、総務、販売・店舗経営、コールセンター、通訳・翻訳、採用代行、研修・人材育成、福利厚生、給与計算、イベント運営、総合受付(警備)など

パソナ公式サイト

アデコ

アデコは、総合人材サービス会社であるからこその、豊富な人材・安定供給が特徴のBPOです。短期間での業務開始や大企業事業の立ち上げ、一定水準の要員を常時確保しておくなど、様々さまざまなニーズに対応することができます。また、スイスに本部を置く外資企業であるがゆえのため、日本国内の手法にとらわれない業務改善フレームワークの活用も特徴的です。

実績     累計7,500案件以上の実績
対応可能業務 事務センター、バックオフィス業務、採用業務、ショップ・複合施設・イベント運営、図書館・学校業務、テレマーケティング・コールセンター、営業代行・モニタリング、受付・インフォメーション、就業支援業務など 

アデコ公式サイト

まとめ

BPOは、自社業務の効率化やコストの削減に有効な経営手法ですが、正しい知識を持って委託先を選択しなければ、効用を最大限に享受することはできません。

設定料金や受託できる業務内容・業務量が自社のニーズと合致しているか、事業規模や実績など安心して委託できるバックボーンがあるか、納期の遵守や情報流出のリスクに対して対策がとられているか、などを総合的に判断し、委託先を決定しましょう。

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